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米国防長官 南シナ海の空母視察 中国をけん制 NHKニュース

アメリカのカーター国防長官は5日、訪問先のマレーシアからアメリカ軍の航空機で移動し、南シナ海で活動している空母セオドア・ルーズベルトを視察しました。
視察に同行したAFP通信によりますと、先週、南シナ海で中国が造成する人工島から12海里以内の海域を航行したイージス艦ラッセン」の艦長が空母の艦上で取材に応じ、当時、「ラッセン」が人工島までおよそ10キロの距離まで近づいたことを明らかにしたということです。
また、「ラッセン」は人工島に近づく10日ほど前から中国の艦艇に追尾され、たびたび中国の艦艇から無線で「中国の海域にいる」と言われたことに対し「国際法にのっとって行動している」と応えたということです。
カーター長官は「中国のふるまいには多くの懸念がある」と述べたということで、アメリカ政府としては先週のイージス艦の航行に続いてカーター長官自身が現場の空母を訪れることで中国を強くけん制するねらいがあったとみられます。

中国とベトナム 南シナ海 適切な処理で一致 NHKニュース

中国の習近平国家主席は、主席就任後初めてベトナムを訪問し、首都ハノイで5日最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と会談しました。
ベトナム外務省によりますと、両者はインフラ整備のほか、貿易や投資などの分野に関する協力文書に署名し、今後も経済面での協力を一層深めることを確認しました。
一方、両国が島々の領有権を争う南シナ海の問題については、チョン書記長が中国による南シナ海の軍事拠点化に懸念を示したのに対して、習主席は「ベトナムとともに南シナ海における平和と安定の維持に努力する」と述べたということです。そして、両者はこの問題が健全な二国間の関係に大きな影響を及ぼさないよう適切に処理することで一致しました。
南シナ海を巡っては、アメリカ軍のイージス艦が、先月、中国が造成している人工島から12海里以内の海域を航行したことを受けて、アメリカと中国との対立が深まっています。
中国としては、今回の訪問でベトナムへの経済協力を前面に打ち出し、友好関係を演出することで、ベトナムとの間では南シナ海の問題を先鋭化させないよう、環境作りを図るねらいがあるものとみられます。

日本・ベトナム 防衛相会談 海自の艦船寄港で合意 NHKニュース

5日からベトナムを訪れている中谷防衛大臣は6日、ハノイ国防省で、タイン国防相と会談しました。
この中で、中谷大臣は中国が南シナ海で海洋進出の動きを強めていることを踏まえ、「国際社会の存立基盤そのものに関わる重要な問題で、紛争の当事者だけでなく、どの国も『部外者』とは言えない」と述べました。
これに対し、タイン国防相は「平和的手段で解決すべきで、国際問題の解決にあたって、武力による威嚇は使うべきではない」と応じました。
そして、両氏は、関係各国すべてが地域の安定を脅かす一方的な現状変更の試みを慎み、紛争を平和的に解決する重要性を、ともに主張していくことで一致しました。
そのうえで、両国の防衛協力を強化するため、ベトナムが整備を進めている南シナ海に面するカムラン湾の海軍基地に来年以降、海上自衛隊の艦船を寄港させることや、両国間で初めてとなる海上での共同訓練を行うことで合意しました。
両国がこうした協力に踏み切った背景には、海洋進出の動き強める中国をけん制するねらいがあるものとみられます。

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