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IS支配の要衝 クルド部隊が奪還 NHKニュース

イラク北部の山岳地帯、シンジャールの一帯はISが一方的に首都と位置づけているシリア北部のラッカと、ISが支配するイラク第2の都市モスルを結ぶ戦略上の要衝で、ISが去年8月以降大部分を支配下に置いていました。
このシンジャールの奪還に向け、クルド人部隊7500人が12日アメリカ主導の有志連合による空爆の支援を受けながら、大規模な軍事作戦に乗りだしました。クルド自治政府のバルザニ議長は日本時間の13日午後9時すぎ、ツイッターで、「シンジャールをISから解放した」と明らかにしました。この地域の奪還は、ISの武器や戦闘員の補給ルートを遮断することにつながるためISにとっては大きな打撃になるとみられます。
ISはシンジャールで暮らす少数派のヤジディ教の人たちに対して、「悪魔を崇拝している」として虐殺を行ったうえ、数千人の女性を連れ去り、その多くは今も戻っていません。また、迫害を逃れた住民も国内での避難生活を余儀なくされているため、今回の作戦には、ISから故郷を取り戻そうと、こうしたヤジディ教徒も加わっているということです。

英首相 覆面男への空爆「自衛で正当」 NHKニュース

イギリスのキャメロン首相は13日、ロンドンの首相官邸で、フリージャーナリストの後藤健二さんなどを殺害したとする映像に覆面姿で出ていたISのメンバーのイギリス人の男を狙い、アメリカ軍がシリア北部のラッカで行った空爆について会見しました。
キャメロン首相は、「ジョン」という名で知られるモハメド・エンワジ容疑者に対して空爆が行われたとしたうえで、「空爆が成功だったか、まだ確定はしていない。ただ、われわれはエンワジを追い詰め、多くの人たちの命を奪うことをやめさせるため、あらゆることをすると言ってきた」と述べ、イギリスがアメリカと緊密に連携してきたことを明らかにしました。また、キャメロン首相は「エンワジは、ISの処刑者のリーダーだ。多くのイスラム教徒を殺害し、さらに多くの人を殺害しようとしていたことを、忘れてはならない。空爆は自衛の措置であり、正しいものだ」と述べました。
さらに、キャメロン首相は、後藤健二さんや湯川※はる菜さんをはじめ、アメリカ人3人と、イギリス人2人の名前を挙げて、「私とわが国の人たちの思いは、殺害された人たちの遺族とともにある」と述べました。
※「はる」は、「しんにょう」に「揺」のつくり

IS空爆 有志連合報道官「標的殺害と確信」 NHKニュース

シリアで過激派組織ISに対する軍事作戦を進めるアメリカ軍主導の有志連合は12日、シリア北部のラッカでISのメンバーでフリージャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする映像に出ていた黒い覆面姿の男が乗った車を無人機によるミサイル攻撃で空爆しました。
この男は「ジョン」の呼び名で知られ、ISがアメリカ人ジャーナリストなどを殺害したとして公表した映像にもたびたび登場しており、アメリカ国防総省はイギリス人のモハメド・エンワジ容疑者だとして行方を追っていました。
この空爆について有志連合のウォレン報道官は13日の記者会見で、標的の男を一定時間追跡していたことと明らかにするとともに「われわれは標的の男を殺害したと確信している。標的の男がジョンだったと絶大な自信を持っている」と述べて、空爆によりエンワジ容疑者が、死亡した可能性が高いという認識を示しました。そのうえで、ウォレン報道官は「男はISの顔ともいえる名が知られた人物であり、ISに対し重大な一撃を与えたと考える」と話し、その成果を強調しました。
また、ホワイトハウスのアーネスト報道官は記者会見で、エンワジ容疑者が、死亡したかどうかは、最終確認中だとする一方、「重要な進展であり、ISの指導者に対する圧力となる」と述べ、今回の作戦を評価しました。

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