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カラーでよみがえる第一次世界大戦 最終回 総力戦の結末 | BS世界のドキュメンタリー | NHK BS1

近代兵器の投入によって過去に類のない大量殺戮が行われた第一次世界大戦。その実像に迫るドイツ制作による3部作。戦争の様相がカラーで鮮やかに蘇り、その悲惨さが力をもって語られていく。各国の重要人物たちにも焦点を当て、その体験が第二次世界大戦に与えた影響を解析する。


第3話では、開戦から4年目の1918年、アメリカの参戦によってドイツが追い込まれていく過程と、第二次世界大戦への伏線を描く。
戦争の長期化を背景に帝政ロシアは1917年に崩壊し、新しい指導者レーニンは戦争を終結させる。ドイツでは飢餓と伝染病がはびこり、女性が軍需産業を支えるなど、状況はひっ迫していた。
一方、「新しい世界秩序」を掲げるアメリカは、1年間で陸軍を10万人から200万余に増強して参戦。新型の戦車部隊を導入するなど、英仏などの連合国軍の反撃に大きく貢献する。逆転を狙ったドイツの3月の春季攻勢が失敗に終わると、ドイツ国民の怒りは頂点に達する。そして革命によって皇帝は退位させられる。共和国(ワイマール体制)へと移行したドイツは、11月に英米仏との休戦協定を結ぶ。この「休戦」は、ヒトラーをはじめとする民族主義者たちに、新たな戦争の口実を与えることになる。


原題:Doomsday The Battle of Nations
制作:ZDF (ドイツ 2013年)

パウル・フォン・ヒンデンブルク - Wikipedia

エーリヒ・ルーデンドルフ - Wikipedia

総力戦 (ルーデンドルフ) - Wikipedia

総力戦は政治権力の中枢から指導される必要があるために軍部指導部、特に最高司令官の元で一元的に指導されなければならない。最高司令官は総力政治のために軍事的な戦争準備だけでなく、財政、商業、生産、教育を指導する。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151118#1447842992(Commander-in-Chief)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151117#1447756626四王天延孝中将)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151026#1445855801

第二次世界大戦の背景 - Wikipedia

第二次世界大戦の原因のひとつとして反戦主義と行き過ぎた宥和政策があげられる。イギリスやフランスは第一次世界大戦の損害を教訓に、戦争を回避することに尽力した。結果的にミュンヘン会談にてチェコスロバキアの国家主権は踏みにじられ、ドイツの拡大を増長した。会談からイギリスに帰国したチェンバレンは戦争を回避した英雄としてメディアに報道された。チャーチルは著書『第二次世界大戦回顧録』のなかで、「第二次世界大戦は防ぐことができた。宥和策ではなく、早い段階でヒトラーを叩き潰していれば、その後のホロコーストもなかっただろう。」と述べている。一方でイギリスやフランスは世界恐慌の影響で戦争を行うだけの経済力がなかったのも事実である。またの宥和政策はドイツに対抗して軍備を増強するための時間稼ぎであったとする見方もある。

他方反共主義を挙げることもできる。当時のヨーロッパにはソ連に続き共産主義革命が伝播するのを恐れる反共主義が根強く、共産主義が拡大するよりはファシズムが拡大する方がましである、ファシズム共産主義が共倒れになれば良い、という論調が幅をきかせていた。

またドイツのヒトラーの奇跡と呼ばれる世界恐慌からの驚異的な立ち直りを目の当たりにし、ナチスヒトラーに肯定的感情を抱いていた政治家は国家を問わず決して少なくなかった。チャーチルが他の政治家にナチスの危険性を問いたときも、厭戦感が蔓延しており財政危機に瀕していたイギリスにおいて彼らは全くチャーチルに共感しなかったという。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151109#1447065395(「僕は歴史を必ずしもそのままに信ぜず」)

アドルフ・ヒトラー総統発言集

わたしあるいは他のドイツ人の誰かが1939年に始まる戦争を欲したというのは真実ではない。この戦争は意図あって起こされたものであり、起こした者はユダヤ系かユダヤの利益のために働く国際的政治家たちである。わたしは軍備制限、軍備縮小にあまりに多くの提案をしてきたものであるが、後世の人たちも、以下に臆病であってもこれを否認し去ることはできないし、戦争勃発の責任をわたしに押し付けることもできない。わたしはさらに、不幸なる第一次世界大戦後、イギリスさらにアメリカに対し第二の戦争を欲したことは一度もなかった。数世紀かかろうともわが町々、芸術的記念物の廃墟から、結局われわれがこうなった全ての責任を負っている民族に対する嫌悪が繰り返し新たに生ずるであろう。この民族とは、即ちユダヤ民族とその援助者である。

ヒトラーの遺言: 1945年2月4日―4月2日

ヒトラーの遺言: 1945年2月4日―4月2日

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151004#1443954969ユダヤ陰謀論