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パリで警察署に押し入ろうとした男を射殺 NHKニュース

7日午前、パリ北部の警察署に男が押し入ろうとして警察官に射殺されました。フランス政府によりますと男はナイフと自爆装置のようなものを持っており、襲撃の際にアラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」と叫んでいたという情報もあるということです。
フランス政府は、今の段階でテロかどうかは判断できないとしていますが、警察は現場を封鎖して男の身元や詳しい状況を調べています。また、警察の関係者は自爆装置のようなものは偽物だったと話しています。
事件のあった現場は、パリ北部にある北アフリカからの移民が多い住宅街で、パリ市内でも最も犯罪が多い地域として知られています。
7日は、去年パリの新聞社「シャルリ・エブド」の本社にイスラム過激派の男たちが押し入って銃を乱射し、12人が犠牲になった事件から1年に当たります。
今回の事件を受けて現場近くの学校は児童や生徒らが屋外に出ることを禁じる措置を取っているほか、地下鉄も一部運行が休止されるなど、パリでは再び緊張が高まっています。

フランスでは去年11月のパリの同時テロ事件の後、政府がフランス全土に非常事態宣言を出し、その後、テロ対策の強化を目的に2月末まで期間を延長しています。
これによりフランスの捜査当局は、時間や場所を特定して人や車両の通行を禁止したり映画館やコンサートホールなど多くの人が集まる場所を閉鎖したりすることができるなど権限が強化され、国民の自由を一部制限してでもテロを未然に防ぐ対策を取ることができます。
同時テロ事件のあとパリ中心部では、官公庁や駅、人が集まる観光施設を中心に、市内各所を武装した兵士や警察が巡回し警戒を強めていました。