「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。」というクラークの言葉は、いつか科学がそうなるという話ではなくて、一定以上過去の人から見ると新概念の発見に基づく科学は魔法にしか見えないという、科学の進歩における時間的な距離による認識のギャップの話だと思う。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2016, 1月 31
デバイスアーティストはその認識力のギャップを利用して、あまり知られていない先端科学の成果を魔法のように見せかける。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2016, 1月 31
その中で時々本当の発明に至るアーティストもいる。なぜなら「プラクティカルな応用」という言葉は現時点での価値観や認識力に沿った予測に過ぎないから。逆に言うと十分に飛躍できた発明家は、そもそもアーティストだったとも言える。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2016, 1月 31
「出る杭は打たれる」という経験をした人はいますかと石井先生。打たれた覚えはないけど、打とうとして空振りしてころんだ人は見たことがある。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2016, 1月 31
魔法は機械パワーを用いている。
旧約聖書でもエジプトのファラオの側近に賢者や呪術師、魔術師がおり(出エジプト記7:11)、モーゼの奇跡に対抗する。ここで賢者、呪術師、魔術師と異った言葉が使われているが、全員同じ術を使うので、区別されていないようである。 バビロンの王ネブカドネツァルは、占い師、祈祷師、まじない師、賢者に、自分の見た夢を説明させようとしている(ダニエル書2:2)。
聖書中に登場する賢者は、主に周辺の異教徒の国で宮廷に仕えていた知識人を指すようである。参議、呪術師、魔術師などと並べられているが、その区別ははっきりしない。
中世ヨーロッパのキリスト教国の人々から、偉大な錬金術師にして賢者と認識されていた人物に、ラテン名ゲーベル(ジャービル・イブン=ハイヤーン)がいる。
セルバンテスが賢者として登場させたこの人物は、アラビアの歴史家という肩書きで紹介されている。英語で Wise old man あるいは Philosopher と記される賢者像は、広範な学問知識を持つ者として捉えるのが適当であろう。英語の Philosopher を「哲学者」と訳すのは、科学革命以降に学問知識が分科してからの呼び方である。
またたぶんキリスト教の立場からは、彼らは異教の魔術を使うものと考えていた。アーサー王に召し抱えられたマーリンは、彼が持つ不思議な力から魔法使いと呼ばれている。
ファンタジー小説やゲームなどのフィクションの作品においては定番の登場人物であり、しばしば主人公に助言などをする「魔法使い」の役割を担っている。英語ではWise man、Wise Old Manなどと呼ばれる。
コンピューターRPGやTRPGなどのゲームにおける賢者は、(高レベルの)魔法の使い手としての役割を与えられていることが多い。こうしたヨーロッパ系ファンタジーを素材にした作品に登場する賢者のキャラクターは、中世の騎士道物語の伝統を踏襲していると見られる。
賢者の石 - Wikipedia
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150420#1429526228
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141224#1419417955
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160130#1454150294
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