PIMCOに資金再流入へ、グロース氏退社の影響克服−独アリアンツ - Bloomberg
ドイツの保険会社アリアンツは、傘下のパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)について、年末までには資金の動きが再び純流入に転じるとの見通しを示した。PIMCOは2014年に著名ファンドマネジャーのビル・グロース氏が退社して以降、資金流出に歯止めをかけるのに苦慮している。
アリアンツは19日のプレゼンテーションで、PIMCOが運用する第三者資産は15年末までに9870億ユーロ(約123兆7200億円)と、前年の1兆500億ユーロから減少したと発表。資産の純流出は1250億ユーロで、14年と比較しほぼ半分になったと説明した。
アリアンツのオリバー・ベーテ最高経営責任者(CEO)は「年末にかけて流出から流入に転じると見込んでいる」とし、「現在の資本市場の環境では、具体的な月や四半期をより明確に発表することには慎重だが、グロース氏退社に関連した大規模な流出は過去の話だ」と語った。
PIMCOの旗艦ファンド「PIMCOトータル・リターン・ファンド」(運用資産893億ドル)は昨年12月、2年8カ月ぶりに資金純流入となったが、今年1月には再び約11億ドルが純流出した。運用資産がピークに達した13年4月以降、顧客は同ファンドから2000億ドル強の資金を引き揚げている。
Allianz Says Pimco Beyond Gross Will See Fund Inflows Returning - Bloomberg Business
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