https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

金やグレンコア株などの価格回復、商品関連投資の弱気派を直撃 - Bloomberg

原油や鉄鉱石、グレンコア、ヴァーレ株などの価格回復で、商品関連投資の弱気派が現在、悲惨な状況に見舞われている。


商品市場全般が上昇する中で、中国の政策担当者らが経済成長てこ入れへの意欲を示唆したことを受け、出遅れていた鉄鉱石価格も7日に19%高と過去最大の上昇率を示した。銅相場は4日に1トン=5000ドル台に回復したほか、原油価格は2カ月ぶりの高値を付けた。金価格は1年ぶり高値に達し、プラチナは1オンス=1000ドル台に戻した。


インベステックのアナリスト、マーク・エリオット氏は「非常に印象的な回復だ。上昇はショートスクイーズによって加速した可能性が高い」と指摘。「値動きの幅とペースに市場関係者は皆驚いている。市場心理は変化しているが、これが本当にファンダメンタル(需給関係)に基づく回復なら継続するだろう」と述べた。


商品相場の上昇が劇的だとすれば、企業の株価は信じられないような回復ぶりとなっている。アングロアメリカンの株価は今年に入って2倍に上昇し、7日まで8営業日続伸。1月後半には1株当たり200ペンス近辺だったが、現在では600ペンスを超えている。


グレンコアの株価は89%、フリーポート・マクモランは46%それぞれ上昇。産金株の上昇もとどまるところを知らない。金価格の回復と南アフリカ共和国の通貨ランドの下落により、シバニェ・ゴールドは140%高、アングロゴールド・アシャンティも98%高となっている。


鉄鉱石生産会社の株価も好調だ。フォーテスキュー・メタルス・グループの株価は7日に24%上昇し、ブラジルのヴァーレ株は6営業日で58%上げた。


こうした急速な価格回復は、鉱山・エネルギー業界にとって偽りの兆候である可能性もある。必要性の高い供給削減が価格上昇によって阻止されるからだ。


エリオット氏は「このような価格回復は大量の資源供給につながり、以前は非経済的であった生産が再び採算が取れるようになる。ただ、それに伴って需要が拡大しなければ供給過剰の悪化につながる可能性が高い」と述べた。

From Gold to Glencore, Bears Take Beating in Commodity Rebound - Bloomberg Business

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160307#1457348051

#gold