『孟子(下)』
P374
大匠(たいしょう)は拙工(せっこう)の為に縄墨(すみなわ)を改廃せず。羿(げい)は拙射(せっしゃ)の為に其の彀率(弓の道)を変ぜず。
先人の教えと経営(人生)その346『難しく厳しいことでも』|武内臣介の新しい価値を創造するブログ
学ぶときの姿勢は、難しいことは難しいこととして、きちんとそのまま学ぶこと。
難しいことを勝手な解釈で簡単にしてはいけません。
簡単なことは簡単なこととして学びますが、その深さをしっかりと学ぶことも必要です。
簡単なことを勝手に複雑化することも注意が必要です。
P24
「言は意を尽す能はず」とは言うけれども、それは『孟子』(尽心上)に言うように「引いて発せず。(人に弓を教えるものは、ただ弓を引しぼる方法だけを教え、そのために矢を放たない。同様に人を教えるにも、学ぶものが自得するように導き、すべてを教え授けることをしない)。躍如(おどりあがるさま)たり」。
日月の順にこれを読み、言の意味を求めることなく神を以て会得すれば、必ずや『孟子』(尽心上)に言うように、「沛然として江河の決してこれをよく禦ぐものはない」であろう。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160319#1458383888
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160319#1458383889