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パリ・エトワール凱旋門から知る　戦うためのインフラ改革｜三谷流構造的やわらか発想法｜ダイヤモンド・オンライン

 エトワール凱旋門は、ナポレオン・ボナパルト（1769〜1821）が建設を命じた戦勝記念碑です。彼は生きてその門をくぐることはありませんでしたが、門自体は1836年の完成以来、世界有数の観光地となりました。

 そこから星状に12本の通りが延びる「星（エトワール）の広場」に作られたからエトワール凱旋門なのですが、ここは同時にフランスで最も交通事故の起こりやすい「交差点」でもあります。

 今、世界に賞賛されるパリの「歴史的」街並みは、実はこの頃オスマンとナポレオン3世によって生み出された、極めて人為的で近代的なものなのです。