「宝塚の女帝」12年間トップに君臨した“伝説の娘役” | 日刊大衆
菊田一夫演劇大賞を個人で受賞した宝塚OGは、浜木綿子、鳳蘭に次いで3人目。2014年には、宝塚歌劇団が「宝塚歌劇100周年の一連の舞台の成果に対して」という理由で受賞したほどの大賞を、個人かつ最年少で受賞した実力には驚くばかりだ。
花總まりは、宝塚歌劇団の元トップ娘役。なんと12年3カ月もの間、トップに君臨し続けた。平均在任期間が3年程度のトップ娘役においてこの在任期間は歴代最長で、5人のトップスターの相手役を務めている。
この記録と功績から、ファンからは「女帝」とも呼ばれていた。
今や大人気ミュージカルである『エリザベート』だが、日本での初演を行ったのは実は宝塚歌劇団。そして1996年の初演時に、タイトルにもなっているエリザベート役を演じたのが、花總まりなのだ。
名実ともに日本ミュージカル界の「女帝」である花總まり