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FRBは、先月下旬の金融政策を決める会合では、アメリカ国内の経済が減速気味になっていたことや、海外経済や金融市場の動きを今しばらく注視する必要があるとして、追加の利上げを見送りました。
このときの議論が18日、議事録で公開され、1月から3月のGDP=国内総生産はプラス0.5%に低迷したものの、一時的な減速ではないかという分析が多数を占めていました。
そのうえで、焦点となっている今後の利上げの進め方について、大半の参加者が、4月から6月の成長が加速し雇用や物価が改善を続ければ、「6月の会合で追加の利上げをすることが適切だ」と判断していたことが分かりました。
金融市場では次の会合での利上げは難しいという観測が多数意見になっていますが、議事録からは、FRB内部の姿勢は市場よりも利上げに前向きなことがうかがえます。
ただ、参加者の間には次の会合までには利上げに踏み切るだけの十分なデータがそろわないのではないかという慎重な意見もあり、今後公表される雇用の指標のよしあしが一段と注目されることになります。

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