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イラクでは、政府軍が今月23日から、過激派組織ISが前身の組織のときから2年以上にわたって支配している、中部の都市ファルージャの奪還に向けた大規模な軍事作戦を展開しています。
イラク軍によりますと、ファルージャの北西に隣接し、ISがファルージャ防衛の拠点にしている町で、激しい戦闘が行われているということです。
イラク軍は30日、声明を発表し、部隊がアメリカなどの有志連合による空爆の支援を受けながら、ファルージャの中心部に向けて本格的に進撃を始めたことを明らかにしました。現地の副司令官は、同行しているメディアに対し「対テロの特殊部隊が早朝、ファルージャの奪還に向けた攻撃を始めた。さまざまな方向から進撃している」と話しています。
ファルージャ中心部に向かっている部隊は、ISとの市街戦に対応するため特別な訓練を受けてきたということですが、ファルージャの中にはまだ数万人の住民がとどまっているとみられていて、市街戦が始まった場合、市民の犠牲が懸念されています。

イラクの政府軍は、過激派組織ISにとって重要な拠点の1つとなっているファルージャを奪還するため、大規模な軍事作戦を続けていて、市街地での戦闘に備えて特殊部隊を投入するなど、中心部に向けた本格的な進撃を始めています。
イラクの国営テレビは30日、現地の司令官の話として、部隊はファルージャの市街地には入れず、入り口近くで戦闘を続けていると伝えました。ファルージャの入り口付近ではISが駐車している自動車などに爆弾を仕掛けているおそれがあり、こうした攻撃への警戒とISの激しい抵抗で市内に入れずにいるものとみられます。
ファルージャには依然、数万人の市民がとどまっているとみられていて、こうした市民がいわゆる「人間の盾」として利用されたり、ISの戦闘員が市民に紛れて攻撃を行ったりする事態も想定され、戦闘の長期化や市民の犠牲も懸念されます。

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