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5年前のカダフィ政権の崩壊のあと、内戦状態となっているリビアでは、混乱に乗じて過激派組織ISが勢力を伸ばし、去年の6月以降、中部の地中海沿岸の都市シルトに拠点を築いてきました。
リビアの暫定政府は今月に入り、シルトの奪還を目指す軍事作戦に乗り出し、9日、市内のISの拠点に激しい空爆を行ったほか、民兵組織とともに市内の中心部に部隊を進め、ISの複数の軍事拠点を制圧したということです。また、暫定政府の海軍は港などシルトの海岸地帯を制圧したということです。
これに対しISの多くの戦闘員は、市の外に向けて撤退したということですが、一部の地域では銃撃を繰り返すなど、依然として抵抗しているということです。
ISはイラクとシリアで、アメリカ軍主導の有志連合の空爆などで支配地域を減らし、少しずつ弱体化が進んでいます。
こうしたなか、外国人を含む数千人の戦闘員がいるとみられるリビアでも、最大の拠点を陥落できれば暫定政府にとって大きな成果となります。

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