コレで頭がよくなる!ヴジャデ発想法のすごい効果|Q思考 シンプルな問いで本質をつかむ思考法|ダイヤモンド・オンライン
一歩下がって考えると何が見えるのだろうか?目にする現実や状況が本質的に変わるわけではないのだが、距離を置くことで、思考法を変える前よりも大きな像が視界に入ってくる。全体的な流れが見えてくるのかもしれない。
それ以前には別物ととらえていた物事のあいだのパターンや関係に気づくからだろうか。その結果、すべてが変わってしまうかもしれないのだ。
デジャヴとは、かつて行ったことのない場所に行ったときに何となく感じる親しみ(いつか来たことのあるような気がする)の感情のことだ。これに対し、自分がよく知っているものを見ているときに突然それを新鮮に感じてしまうという状況を、スタンフォード大学の教授ボブ・サットンは、デジャヴの逆で「ヴジャデ」というちょっと聞き慣れない用語を用いて説明している。
周囲のものを「ヴジャデ」レンズで眺められるように訓練すると、新しい可能性が開けるかもしれない、とサットンは主張する。見慣れた光景にカモフラージュされて気づかなかったものに新たな疑問が湧き、追究すべきアイデアや取り組むべき課題が見えるようになるというのだ。
この見方を採用すると、ビジネスリーダーやマネジャーは矛盾や古い方法、そして埋もれたまま見放されている機会への嗅覚が鋭くなる。社会問題に取り組んでいる人、あるいは個人的な問題に悩んでいる人でさえ、自分が知っているはずのことについて多くの疑問を抱き、基本的な質問をできるようになるだろう。
他者と一緒に書物を読んでいて、これまでは読めなかった箇所が読めるようになるのは有益なことだが、更に有益なのは、これまで読めていたと思っていた箇所が実は全然読めてなかったことに気づけることだ。そして、不思議なことに、そう気づくことによって、その本全体に対する理解は飛躍的に深まるのだ
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年6月30日
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