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これは民主党の大統領候補に指名されたクリントン前国務長官の陣営が２９日、声明を出して発表したものです。それによりますと、民主党の全国委員会が管理し、クリントン氏の陣営も利用する、データ分析のためのコンピュータープログラムがハッキングされていたことが分かったということです。
また、これに関連して、アメリカのメディアはクリントン陣営自体のコンピューターシステムもハッキングされていた疑いがあると伝えていますが、陣営では外部の専門家による検証の結果、不正に侵入された形跡は見つかっていないとしています。
民主党では先月、全国委員会がサイバー攻撃を受けて委員長ら幹部のメールが流出し、大統領選挙の候補者選びで、幹部がクリントン氏に肩入れしてサンダース上院議員の躍進を阻もうとしていたことが明らかになり、委員長が辞任する事態となっています。
これについて民主党の関係者らは、ロシアのハッカー集団が関与した疑いがあると主張していて、一連のハッキングを巡ってはＦＢＩが捜査を進めています。

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