東京都の小池知事は9日東京・虎ノ門の組織委員会を訪れ、就任後初めて森会長とおよそ40分会談しました。
会談では大会の成功に向け、東京都と組織委員会、それに国の3者が互いに連携して取り組むことを確認したということです。
開催をめぐっては、大会の準備・運営費が当初の想定を大幅に上回ることが見込まれていて、今後、組織委員会や都などがどのような形で経費を負担するのかが焦点となっています。
この問題について、小池知事が、「都民の理解が得られるようコスト削減に協力していただきたい」と述べたのに対し、森会長は「どうやって経費がかからずに済むか考えている」と述べ、今後、具体的な削減策を検討していくことで一致したということです。
会談後、小池知事は「経費の問題の経緯など初めて聞く話もあり全体像が少し見えてきた。経費の削減に加え、テロ対策なども国に協力をお願いしたく、今後調整していきたい」と述べました。
また、会談の終了間際には、その後森会長と会談する丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣が訪れ、小池知事と短時間あいさつを交わしたということです。