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マレーシア航空機撃墜 ミサイルの発射場所を特定 | NHKニュース
おととし7月、マレーシア航空の旅客機がウクライナ東部の上空で撃墜されて乗客乗員298人全員が死亡し、オランダやウクライナなど5か国で作る合同捜査チームが原因の究明にあたっています。
捜査チームは、28日、オランダで記者会見を開き、回収した機体を検証した結果などから、旅客機を撃墜したのはロシア製の地対空ミサイル「ブーク」で、ウクライナ東部のペルボマイスクという村から発射されたことを特定したと発表しました。
ウクライナ東部では当時、政府軍と親ロシア派が戦闘を繰り返していて、ペルボマイスクは親ロシア派の支配地域にあったということです。
さらに捜査チームは、地元住民が撮影した写真や親ロシア派の兵士の当時の交信記録から、ミサイルの発射装置は事件が発生した日の朝、ロシアから運び込まれ、翌日、再びロシアに戻ったことを確認したとしています。
事件をめぐってオランダ政府が去年まとめた報告書も、ロシア製の地対空ミサイルが使われたと結論づけましたが、その発射場所や移動経路が明らかになったのは初めてです。
捜査チームはミサイル発射に関わった疑いのある100人前後の人物を割り出したということで、今後、実行犯の絞り込みに全力を挙げる方針です。
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