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ロシア プルトニウム処理めぐる米との合意を停止 | NHKニュース

アメリカとロシアは、東西冷戦の終結後、核軍縮と核の平和利用を目指し、核兵器を解体した際に出る濃度の高いプルトニウムを処理することで2000年に合意しました。
その後の計画では、米ロ双方で34トンずつ、合わせて68トンのプルトニウムをMOX燃料に転換し、原子力発電所などで利用するとしていました。


ロシアのプーチン大統領は3日、「アメリカのロシアに対する非友好的な行動の結果、戦略的な安定を脅かす状況が生じている」などとして、この合意を一時的に停止する大統領令に署名しました。
ロシア外務省が今後、アメリカ側に通告することになります。


米ロ関係をめぐっては、内戦が続くシリアで、ロシアが擁護するアサド政権とアメリカが支援する反政府勢力が先月、いったんは停戦に入りましたが戦闘が再燃し、米ロ双方が互いの責任だと非難の応酬を続けています。


今回、プーチン大統領が冷戦後の米ロの協力の象徴ともいえる合意を、一時的に停止する措置に踏み切ったのは、こうした米ロの対立が影を落としているものと見られます。