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イエメン葬儀会場の空爆 サウジなど連合軍の誤爆 | NHKニュース

ハディ政権と反体制派の間で内戦が続くイエメンの首都サヌアで８日、反体制派幹部の親族の葬儀が行われていた場所が空爆を受け、参列していた反体制派の関係者や市民少なくとも１４０人が死亡、５００人以上がけがをしました。これについて、政権側を支援し、反体制派の「フーシ派」への空爆作戦を続けているサウジアラビアを中心とする連合軍は、調査委員会を作り、事実関係を調べていたもので、１５日、声明を発表しました。
この中で調査委員会は、「軍事的な標的としてただちに攻撃するべきだとイエメンの大統領府から情報があり、さらに連合軍の空軍作戦センターが攻撃が禁止されている民間施設なのか確認を怠った」と発表し、誤った情報を基にした誤爆だったことを認め、関係者の処分や犠牲者への補償などを行うべきだと表明しました。
イエメンをめぐっては連合軍による空爆で多くの市民が犠牲になってきたため、今回の発表を受け、国連や欧米諸国の批判がさらに強まることも予想されていて、サウジアラビアなどの連合軍としては、誤爆を率先して明らかにして批判を最小限に抑えたい狙いがあると見られます。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161013#1476355027
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160923#1474627244