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なぜ低い、日本の労働生産性

日本最大の合戦だったとされる大坂の陣。特に夏の陣はわずか3日で終わったもののその激しさでは他を寄せ付けません。諸説ありますが、豊臣側の戦力は徳川方15万の半分にも満たない上に、秀頼は頼りなく淀殿など女方が実権を握る状態でありました。それにもかかわらず、2日目の合戦では豊臣方は圧倒的な強みを見せ、一時は家康を脅かしたともされるその理由は負けがわかっているいくさにおける圧倒的迫力だったとする書もあります。


豊臣方の勢いで戦意消失しかかったほどとされる徳川方は数で押しただけで戦術、戦力としてはどうだったのか、という見方もできます。現代風に言えば、所属意識だけでは実質負けであり、組織力と後に引けない気迫が作り上げる戦いが勝敗を左右するとも言えます。

外国における労働生産性が高いのは個人主義であり、アメとムチの世界であるからでしょう。

では労働生産性が低い日本が一概に悪いのか、といえば私はそうとも言えないと思っています。それはアメーバのような小さな組織は出来ない者を引っ張り上げる努力をし、連帯責任制という発想を持っているからです。つまり、偏差値で70は取れないけれど30の人間も少ないのです。日本の労働生産性は世界のそれと比較すれば50かも知れませんが、国家全体でみればそれの方がメリットがある場合も多いということです。


日本方式の組織の活力を考える場合、組織の偏差値を上げるために目的意識と責任感を明白にするべきだと思います。

日本はアメとムチをもう少し、うまく使い分けることで労働生産性を上げることは可能だろうと思います。かつては日本の地位は世界の中で圧倒的でしたが今や東アジアの一国であり、インドなどからの追い上げもあり、日本の独自性をいかに発揮するかにかかっています。だからこそ、知恵を絞りだし、それを実行することが日本の強みを更に増す手段ではないかと思います。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161128#1480329376
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