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東京・渋谷区の出版社「ニュートンプレス」で去年12月まで社長を務めた高森圭介容疑者(77)ら2人は、社長在任中のおととし3月にかけ、島根県などの3人の定期購読者に会社の名前のパンフレットを送り、「タブレットを使った小中学生向けの理科の教材の開発に出資すれば、元本を保証して年5%の利息を支払う」などと持ちかけて、1200万円を違法に集めたとして、17日、出資法違反の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、高森元社長は「お金を借りただけ」と容疑を否認しているということです。


ニュートンプレスは、科学雑誌「Newton」を発行し、警察は2人がおよそ300人の購読者などから7億円を集めていたと見て捜査していますが、これまでの任意の調べに、会社の経理担当者が「ニュートンプレスや子会社の経営が悪化し、資金繰りに困っていた」と話していることが、警察への取材でわかりました。


警察は集めた資金の大半を教材開発ではなく、会社の運営資金に充てたと見て調べています。