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アメリカのホワイトハウスで核不拡散などを担当するフォード上級部長は21日、首都ワシントンで講演しました。


このなかでフォード部長は、トランプ政権の核政策について、「核兵器なき世界という目標が短期、中期的に見て現実的かどうかも含め見直している」と述べ、オバマ前政権の政策から全般的に見直しを進めていることを明らかにしました。


そしてフォード部長は、核軍縮という長期的な目標の一方で、核抑止力の維持など安全保障上の必要性もあると指摘したうえで、「近い将来においてはこの二つの道を当たり前のように両立できるわけではない」と述べました。


アメリカの核政策を巡ってオバマ前政権は「核兵器なき世界」を追求するという理念を掲げ、核兵器の近代化を進めながらも、その役割を減らしていくと主張してきました。


一方、トランプ大統領は先月、メディアのインタビューで、アメリカの核戦力が他国に遅れをとっているという見解を示したうえで、「他国が核兵器保有していくなら、われわれはその中でいちばんになる」と述べて核戦力の強化にも意欲を示していて、核軍縮の機運が後退することも懸念されています。

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