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トランプ大統領オバマケアを撤廃し、別の制度に代えることを目指していて、24日、議会下院の本会議で与党・共和党の指導部が提出した代替案が採決される予定でした。
しかし、野党・民主党に加え共和党内の保守強硬派の議員らも反対していて、共和党のライアン下院議長は採決に先立ってホワイトハウストランプ大統領と会談し、「僅差だが、賛成票が足りない」として、このままでは否決される可能性が高いと伝えました。


これを受けて、トランプ大統領とライアン議長は代替案を取り下げることで合意したということです。ライアン議長は記者会見し、「われわれにとって失望の日となった。これはつまずきだ」と述べました。


オバマケアの見直しを公約に掲げ、議会への説得工作を進めてきたトランプ大統領としては、代替案が否決される事態は避けたかったものと見られますが、オバマケアは当面、存続する見通しとなり、民主党は「われわれの勝利だ」としていて、トランプ大統領にとっては打撃となりそうです。

いわゆるオバマケアを撤廃し、別の制度に変えるための代替案を議会下院での採決直前に取り下げたことについて、トランプ大統領は24日、ホワイトハウスで「可決させられればよかった」と述べ悔しさをにじませました。


そして、トランプ大統領は「オバマケアはこのままでは爆発する。それを守ろうとする野党・民主党のシューマー院内総務らこそが敗者だ」と述べて、民主党を批判するとともに医療保険制度の改革に今後も取り組む姿勢を示しました。


また、「ライアン下院議長には感謝している。彼はこの件でとてもよく働いた」と、ライアン下院議長をはじめ共和党の指導部をねぎらいました。そのうえで、トランプ大統領は記者団から次に取り組む課題について聞かれ、「税制改革だ。われわれは大規模な減税を含む税制改革に力強く取り組むだろう」と述べ、意欲を示しました。


この計画は、カナダからアメリカ南部テキサス州原油を送るパイプラインを建設するもので、前のオバマ政権は、環境保護や温暖化対策を理由に建設計画を認めませんでしたが、トランプ大統領の指示のもと、国務省が24日、正式に建設計画を認可しました。


これを受けて、トランプ大統領は記者団に対し、「われわれはきょう、正しい方向へ動き出した。アメリカ第一主義に基づき、国民の雇用と賃金を第一に考えた政策にもう一歩踏み出したのだ」と述べ、建設計画はアメリカの雇用を創出し経済を活性化させると強調しました。


また、ホワイトハウスに招かれた建設計画を担うカナダ企業の代表も、「建設は、アメリカ国内に数千人の雇用を生み出し、自治体の歳入を増やす。地方にばく大な利益をもたらす」と述べました。


これに対し、パイプラインの建設計画に反対してきた野党・民主党環境保護団体は「環境保護や温暖化対策にアメリカが消極的なことを世界に示した」などとして、今回の認可に反発を強めています。

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