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自民党内では、安倍総理大臣の出身派閥の細田派が最大規模のおよそ100人で、麻生副総理兼財務大臣が率いる麻生派は、ことし2月に甘利前経済再生担当大臣らが入会して40人余りと4番目の規模になっています。


麻生副総理は12日夜、都内で開かれた派閥のパーティーで、「野党時代の3年3か月、えらい目にあった。国会の予算委員会などで、予算に関する質問をほとんどしないような政党に政権は任せられない」と述べました。そのうえで、「アメリカやイギリスは2大政党による政権交代で間違いなく混迷や混乱が起きているが、日本はこの4年間、政権は安定し経済政策も継続性を持たせてやることができた。自民党の中に大きな政策集団があって切磋琢磨していくほうが政治が安定する。そうした大きな政策集団を作り上げてみたい」と述べ、最大派閥の細田派に匹敵する派閥の形成に力を尽くす考えを示しました。


一方で、麻生副総理は「われわれは安定した安倍政権のど真ん中にいるという自負があるので、足を引っ張ってもしかたがない」と述べ、今後も安倍政権を支えていく考えを強調しました。


麻生副総理兼財務大臣は、自民党内で最大派閥の細田派に匹敵する派閥の形成に意欲を示していて、みずからが率いる麻生派と他派閥の合流などを模索しています。


こうした中、13日、去年夏に自転車によるけがで入院し、現在もリハビリを続ける谷垣前幹事長を中心とするグループの定例の会合が開かれました。
代表世話人を務める逢沢元国会対策委員長は、先週、麻生氏から谷垣氏に宛てて、麻生派とグループの合流に理解を求める手紙が届けられ、谷垣氏が「メンバーと議論して方向を定める必要がある」として、慎重な考えを伝える返事を届けたことを報告しました。
このあと逢沢氏は、記者団に対し「谷垣氏の気持ちをグループ全体として受け止めていきたい。ごく近い将来合流するという認識はない」と述べました。


ただ、麻生派との合流をめぐって、グループの中には前向きな議員もいるため、今後、グループから離脱する議員が出ることも予想されます。


民進党の細野代表代行は13日午後、国会内で野田幹事長と会談し、代表代行の辞表を提出しました。


このあと細野氏は記者団に対し、辞表を提出した理由について「民進党が『提案型政党』としてやっていくには、憲法改正の議論が極めて大事だが、今の執行部は憲法改正に消極的で、私が執行部の一員としてとどまるのはふさわしくないと判断した。野田幹事長には辞表を受理してもらった」と述べました。


一方で細野氏は、記者団が「離党するのか」と質問したのに対し、「しない。これからも議員として活動したい」と否定しました。


細野氏は先に、小学校入学までの「就学前教育」と高校の無償化を新たに憲法に規定するなどとした、憲法改正私案を発表しましたが、党内からは「教育の無償化は、憲法改正でなく、法律の制定で進めるとした党の方針に反する」などと批判が出ていました。


細野氏は去年9月の党代表選挙で蓮舫代表を支援し、その後の役員人事で代表代行に就任していました。

#政界再編#二大政党制