去年の参院選「1票の格差」 7月に最高裁で弁論 #nhk_news https://t.co/QzxdRPoeNd
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年4月24日
去年7月の参議院選挙では、選挙区によって議員1人当たりの有権者の数に最大で3.08倍の格差があり、2つの弁護士のグループが「投票価値の平等に反し、憲法に違反する」として、選挙の無効を求める訴えを全国で起こしました。
各地の高等裁判所や高裁の支部で言い渡された16件の判決のうち、10件は「違憲状態」、6件は憲法に違反しないとする「合憲」の判断で、いずれも選挙の無効は認めませんでした。
これらの裁判について、15人の裁判官全員で審理する最高裁判所大法廷は、ことし7月19日に双方の主張を聞く弁論を開くことを決めました。
判決は秋ごろに言い渡される見通しです。
4年前の参議院選挙も大法廷で審理され、1票の格差が最大で4.77倍だったことについて「違憲状態」という判断が示されています。
去年の参議院選挙では、いわゆる「合区」を含む定数是正が行われた一方、1票の格差は依然として3倍を超えていて、最高裁がどう評価するかが焦点となります。