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2日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙、労働新聞は、海上自衛隊護衛艦が先月、アメリカ軍の空母カール・ビンソンと共同訓練を行ったことを非難する論評を伝えました。


論評では、「アメリカに追従して、無事でいられると思うのは愚かなことだ」と主張したうえで、「日本の当局者は朝鮮半島で、ひとたび戦争が起きれば、最も大きな被害を受けるのは、まさしく日本だということをはっきりと知るべきだ」と威嚇しました。


日米両国の間では、海上自衛隊の最大級の護衛艦「いずも」が、安全保障関連法で可能となった、アメリカ軍の艦艇を守る米艦防護の任務を1日、開始するなど、一体化の動きが加速しており、2日の論評には北朝鮮に対して、同盟国アメリカとの連携を深める日本を強くけん制する狙いがあると見られます。


北朝鮮は、首都ピョンヤンを訪れていた韓国系アメリカ人1人を、「国家転覆を図る犯罪行為をした」として、先月22日に空港で拘束したと、3日、国営の朝鮮中央通信を通じて発表しました。


これに先立って、アメリカや韓国のメディアが、韓国系アメリカ人の男性が北朝鮮の当局に拘束されたと伝え、アメリ国務省の当局者は先月23日、「アメリカ人の保護は最優先課題の1つだ」と述べ、北朝鮮で利益代表を務めるスウェーデン大使館を通じて情報収集に乗り出していることを明らかにしていました。


北朝鮮で拘束されているアメリカ人はこれで3人となり、北朝鮮に対して武力行使も排除しない姿勢を示して圧力を強めるアメリカのトランプ政権に揺さぶりをかけるとともに、今後の取り引きに利用する狙いもあると見られます。


定期航路は、ロシア極東のウラジオストク北朝鮮北東部ラソン(羅先)の経済特区にあるラジン(羅津)港との間を、北朝鮮の貨客船マンギョンボン号が運航して、今月上旬にも開設される予定でした。


しかし、ロシアの船舶代理店「インベスト・ストロイ・トレスト」はNHKの取材に対し、開設の時期について「手続きが遅れ、港湾当局の許可が得られていない」として、今月下旬以降に延期される見通しであることを明らかにしました。


定期航路の開設によって、ロシア側は、北朝鮮の労働者や物資の輸送を強化して、北朝鮮との経済的な結びつきを強めたいとしています。


しかし、核やミサイル開発を加速する北朝鮮に対する国際社会の圧力が強まる中、定期航路の開設は逆行する動きだとして、批判する声も出ていました。


プーチン大統領は2日に電話で会談したアメリカのトランプ大統領と、北朝鮮問題の解決に向けて外交面で協力することで合意しており、ロシア側は定期航路の開設時期について慎重に判断している可能性があります。