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北朝鮮は先月29日にも弾道ミサイルを発射しましたが、ことしの3月6日には「スカッドER」と見られる4発の弾道ミサイルをほぼ同時に発射し、3発が日本のEEZ排他的経済水域内に落下したと見られています。


このうち、日本に最も近かった1発は、石川県の能登半島から北におよそ200キロの日本海上に落下したと推定され、政府は、北朝鮮弾道ミサイルは現実的な脅威だとしています。


防衛省がさらに詳しく分析した結果、この1発は石川県輪島市舳倉島からおよそ150キロの海域に落下したと推定され、これまでに北朝鮮が発射した弾道ミサイルの中で最も日本の領土の近くに落下したと見られることがわかりました。


防衛省は、北朝鮮が今後も核実験や弾道ミサイルの発射などの挑発行動を行うおそれがあるとして、稲田防衛大臣が今月上旬に予定していたベトナム訪問を見送り、大型連休中も東京都内で待機するなど、引き続き警戒・監視に万全を期すことにしています。


北朝鮮は5日、秘密警察に当たる国家保衛省の報道官声明を、国営メディアを通じて発表しました。


声明では、アメリカのCIA=中央情報局と韓国の情報機関である国家情報院が、ロシアに派遣されていた北朝鮮労働者を買収し、生物化学兵器キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を暗殺しようと、国内に送り込んだと主張しています。
そして、テログループを摘発したとしたうえで、アメリカと韓国に対し「情報謀略機関を掃討するための反テロ攻撃戦が開始されるだろう」と強く威嚇しました。


声明の内容の信ぴょう性は不明ですが、アメリカでは、議会下院で北朝鮮テロ支援国家に再指定するようトランプ政権に促す法案が可決されるなど再指定を求める声が強まっていて、5日の発表はこれに対抗する狙いがあるという見方が出ています。