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比 ドゥテルテ大統領 戒厳令布告は適切な対応と強調 #nhk_news https://t.co/VYdxtN1Kea

— NHKニュース (@nhk_news) 2017年5月24日

フィリピンでは、２３日に南部ミンダナオ島で治安部隊と地元のイスラム系武装勢力の間で戦闘となり、これまでに兵士や警察官５人が死亡し、ドゥテルテ大統領はミンダナオ島や周辺の島に戒厳令を布告しました。

フィリピンでは、かつて独裁政権時代に戒厳令が敷かれて弾圧が行われたことから、行きすぎた対応だと人権団体などから批判の声も上がっています。

これについて、ドゥテルテ大統領は２４日に首都マニラで記者会見を開き、「過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートに合流したテロリストがミンダナオ島などで活動を拡大させている。現在直面しているわが国の安全の問題に早急に対処する必要がある」と述べ、適切な対応だと強調しつつ、軍の統制下の下で治安維持を推し進める考えを強調しました。

治安部隊と交戦している武装勢力はＩＳに忠誠を誓い、同じくＩＳに共鳴する別のイスラム過激派組織と連携して、フィリピン各地で爆発事件など反政府活動を活発化させています。今回の戒厳令によって、軍は６０日間、対象の地域で令状なしでの身柄の拘束などができるようになります。