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日銀は2%の物価目標を達成するため、4年前の平成25年4月から国債ETF=上場投資信託などの資産を大量に買い入れて市場に資金を供給する、大規模な金融緩和を進めています。こうした中、日銀が保有する資産が先月末時点で500兆8008億円と初めて500兆円の大台を超えたことがわかりました。


これは国の経済規模を示すGDPに匹敵する額で資産の内訳は国債が427兆2495億円で全体の85%を占め、このほかETFが13兆9603億円、REIT=不動産投資信託が3940億円となっています。


日銀は、去年9月に長期金利に誘導目標を設け、金融緩和の柱を市場に供給する資金の「量」から「金利」に移すことを決めましたが、物価目標の達成に向け引き続き国債などを大量に買い入れていて資産規模は今後さらに膨らんでいきます。


このため今後、日銀が異次元とも呼ばれる今の金融緩和を縮小して通常の状態に戻す、いわゆる「出口政策」の局面に入った場合、金利の急激な上昇など金融市場への影響を抑えながら国債などの資産をいかに売却していくのか難しいかじ取りを迫られます。

#経済統計#リフレ#アベノミクス