https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日銀が3か月ごとに発表している「資金循環統計」によりますと、日銀が保有する国債は、ことし9月末時点で初めて500兆円に達しました。前の年の同じ時期と比べて6.6%増え、過去最高を更新しました。

2013年から行っている大規模な金融緩和策で金融機関から大量の国債の買い入れを続けているためで、日銀の保有国債の発行残高全体の43.9%を占める形となっています。

一方、民間の金融機関が保有する国債は150兆円と全体の13.1%となり、日銀とは対照的に過去最低となりました。日銀の金融緩和策で低金利が長期化し、利回りが低くなった国債保有を減らす動きが金融機関に広がったことが背景です。

合わせて公表された個人の金融資産は1864兆円で、米中貿易摩擦の影響で株価が下落したことから株式が減少し、前の年の同じ時期より0.6%減りました。

国債は、買い手が増えて価格が上がると、利回りが低下し、逆に売り手が増えて価格が下がると、利回りは上昇します。

20日の債券市場では、日本の国債を売って比較的リスクが高い資産に投資を増やす動きが出ました。

その結果、昼すぎに長期金利の代表的な指標とされる満期までの期間が10年の国債の利回りが、0.005%まで上昇しました。

長期金利はマイナスの状態が長く続いていましたが、ことし3月以来、およそ9か月ぶりにプラスになりました。

貿易交渉で第1段階の合意に達したアメリカと中国が、年明けにも合意文書に署名するという観測が広がり、減速していた世界経済が持ち直すのではないかといった期待感も金利の上昇につながりました。

またスウェーデン中央銀行が19日、マイナスだった政策金利を0%に引き上げたのをきっかけにヨーロッパ各国の長期金利も上昇傾向になっています。

市場関係者は「ヨーロッパやアメリカの長期金利が上昇していることで、日本の債券市場でも金利が上昇しやすくなっている」と話しています。