「ICBM発射実験 遠くない」北朝鮮国営メディア #nhk_news https://t.co/Qxszj8Jb6v
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年6月10日
10日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、ICBM=大陸間弾道ミサイルの開発に関する論評を伝えました。
この中で、先月14日に発射した新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」が高度2000キロを越えたことに触れ、「ICBM開発の鍵である大出力エンジンの問題を解決した」としています。
そして、「宇宙から大気圏への再突入で弾頭部分を保護できる耐熱技術を確保した」として、ICBMの開発に向けた技術を向上させていると強調しました。
そのうえで、論評は「最近の戦略兵器の実験は、ICBM発射実験の時期が決して遠くないことを証明している」と主張しています。
キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、ことし元日に、ICBMの発射実験の準備が「最終段階に入った」と演説し、北朝鮮はその後、これまでに12発の弾道ミサイルを発射して技術力を誇示しています。
北朝鮮としては、ICBMの発射実験の可能性をちらつかせることで、圧力を強めるアメリカのトランプ政権をけん制する狙いがあると見られます。