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国営の中国中央テレビによりますと、18日、福建省アモイで、中台の交流をテーマにしたフォーラムが開かれました。


この中で、中国共産党の最高指導部序列4位で、台湾問題を担当する兪正声政治局常務委員が演説し、「両岸の同胞に幸福をもたらそうというわれわれの決心は不変だ」と強調したうえで、「『台湾独立』は台湾海峡の平和と安定、両岸の同胞の根本利益にとって最大の脅威であり災いだ」と述べて、「1つの中国」の原則を受け入れない台湾の蔡英文政権を改めて強くけん制しました。そして、「両岸の同胞は、国家を分裂して民族の根本利益を損なおうといういかなる行為にも断固反対すべきだ」と訴えました。


最高指導部のメンバーのこうした発言には、5年に1度の共産党大会をことし後半に控え、蔡英文政権に対して、中国の安定を損なう言動は一切、許さない強い態度を示し、くぎを刺す狙いがあるものと見られます。


中国政府は、今月13日、これまで台湾と外交関係のあった中米・パナマと外交関係を樹立したと発表するなど、蔡英文政権への圧力を強める姿勢を示しています。