Scrapboxは、Evernoteになれるか? - 情報管理LOG
私の中では、これが一番の違いだなと思う点が、Evernoteにおけるタグと、Scrapboxにおける内部リンク&ハッシュタグの考え方の違いです。
Scrapboxは、内部リンクやハッシュタグによって、ネットワークを形成していくイメージです。このネットワークの形成を広げていくことで、情報が生きていくような仕組みですね。
それに対してEvernoteは、タグはあくまでカテゴライズの手法として用いられているように思えます。ストックされた情報が、迷子にならないようにするためのタグなのです。Evernoteのタグ一覧を見ると、そういう感じが見えてきますよね。
これがScrapboxになると、アプローチの仕方が全然違います。Scrapboxはノートを「タグでつないでいく」という方向性のみでノートを辿るようになっています。Evernoteや一般の整理ツールのように「束ねる」という発想ではないので、「相互に関連性のないリスト」というものは、意識して作りださない限り存在もしない。
「原稿」というのは、こういうツールと相性がいいのです。Evernoteで「整理する」たびに残念に思っていたことですが、「原稿を束ねる」ことにほとんど意味はありません。それはせいぜい「整理されているだけ」であり、一歩間違うと「整頓されているに等しい」状態しか作り出せないのです。
A出版社に依頼されていた「原稿」とB社に依頼されてた「原稿」を「束ねた」としても、それは本当にそれだけでしかないのです。
Scrapboxで「これはタグだ」と思えるキーワードをタグに指定すると、そのタグを含む原稿やノートを横に並べだしてくれます。原稿が他の原稿とつながる。それも関係性のある原稿だけがつながってくるのです。これは、束ねておくこととは決定的な違いがあります。
Evernoteは「束ねる」のが得意なため、圧倒的にログの蓄積に向いています。
Scrapboxの特長 - Scrapbox ヘルプ - Scrapbox
リンクによる管理に集中してもらう
Scrapboxが情報整理にいい感じなので本気で使ってみる - penchi.jp
Scrapboxは、情報を1枚のカード(ページという)にまとめ、そのカードをハッシュタグとリンクで結びつけて活用するサービス、といったところでしょうか。
ページにはテキストや画像、リンク、コードなどを記入したり、アウトライン機能を使うこともできます。
フォルダや階層化という機能はなく、画面一面にページが並ぶというスタイルで、一見雑多で把握しにくい印象ですが、ハッシュタグやリンクで結びついているので、あるページを表示すると、それに関連したカードが下部に一覧表示されるので、思った以上に使いやすいです。
Scraopboxを使う上で一番のポイントになるのが ハッシュタグ です。
情報の整理というとフォルダを使って階層化して仕分けをしたい衝動に駆られますが、Scrapboxにはその機能はなく、それは大きな戸惑いを感じます。
ちょうど初めてGmailを使った時にフォルダ機能がなくて戸惑った感覚に似ていますね。
しかし、Gmailではフォルダ分けして整理しなくても、検索とラベルで充分事足りることを学びました。
Scrapboxでは、Gmailのラベルに相当するものがハッシュタグであり、検索機能もあるので、Gmail的な感覚で使えそうです。
ハッシュタグが付いたものが一覧表示されると、過去にハッシュタグをつけたものがひょっこり表示されて思わぬアイディアが生まれる・・・なんてことも期待できそうな気がしますね。
Scrapboxを始めてからここ一週間で体験したこと | 知的生活ネットワーク
30年ほど前、時代がまだWindowsではなかったころ、「ハイパーリンク」というものがMacでは可能だということを知りました。文書に書いた言葉をそのままリンクボタンに出来る機能です。
自分がこれまで作ってきたたくさんの文書を相互に関連づけるということをすごく求めていたので、このハイパーカードにはいたく興味をそそられました。
なにがしかの文書の中にボタンを作り、それを押したら別の文書が開いたり絵が表示されたりという、いわゆるオーサリングということを、私はとてもやりたかったのです。
Scrapboxの登場で、さらなる役割分担がすすみ、三者での相互補完によるさらなる知的活動の効率の向上がはかられそうです。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170621#1498041326
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170620#1497956139
Medium Japan – Medium
ブログには無いMediumの4つの気軽さと可能性 | Social Change!
Mediumは、ブログのプラットフォームで、2012年にTwitterの共同創業者だったエヴァン・ウィリアムズが立ち上げたサービスである。
Twitterのようなフォローの仕組みを持ったSNSの要素があり、Twitterよりも長い文章を書くことに適している。日本語にも対応し、既に世界中で多くのユーザがいる。
専用のアプリがあるから気軽に更新とチェックができる
そして、Mediumのエディタは非常に優れていて、書き心地が良いというのは多くの人が言っている。実際に、私もそう感じるのは、やはり文章を書くことだけに特化したエディタだからだろう。
Mediumと個人ブログとの違いを読み解く1つの図 | Lifehacking.jp
コンテンツを自分の管理下に置くのか、それともSNSにあずけてしまうのかという違いといってもいいでしょう。すると、Medium や tumblr や note は、その中間に入ります。note は課金によって読者を遮断することもできるので、そうなった場合はフリーでオープンなウェブとは別のルールが適用されますので点線で囲ってあります。
すると、これは左側から右にむけて、ログを意識したメディアから、ログよりもリアルタイムの拡散性が重視される世界との対比とみることもできます。
面白いことに Medium や note、そして tumblr もある程度は、外からの流入で成り立つプラットフォームです。Medium は特に Twitter との連携が強く、コンテンツをツイッターの輪の中に投げ込むようなところがあります。
このことを強く意識したのは、今朝iPhone にMediumからの通知が届いた瞬間でした。それは私がフォローしているヒラリー・クリントン民主党候補が先日の HIV / AIDS 関連の失言について謝罪し、自分の立場を改めて説明する記事でした。
Twitter創設者による新世代のブログサービス「Medium」とは | ミライFAN [ミライファン]
最近ではオバマ大統領がスピーチ原稿を自ら掲載したことでも話題になりました。
徹底的に文字・文章に集中できる環境を作るため、Mediumでは一般的なブログでは当たり前になっているバナー広告やブログパーツなども一切設置されていないことはもちろん、文字の色やフォントサイズを変えたり、行間を調整したり、取り消し線や下線を引くといったことはできません。...
Mediumで出来る機能5つ
ブログ(シンプルに書く)
パブリケーション(メディア)
会社ドメイン(ホームページ)
IFTTT(IF This Then Thatの頭文字を取ったサービス。イフトと呼ぶ)
Publishing API(どこからでも自由にストーリーを投稿できる)