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関係者によりますと、トヨタマツダは、トヨタマツダの株式を数%取得する一方で、マツダトヨタに出資する方向で最終調整を進めています。
また両社は、アメリカ市場向けの新たな投資として現地に新工場を建設することも検討していて、4日午後にもこうした内容を正式に発表する見通しです。


世界の自動車市場では、排ガス規制が強化されるのに伴って走行中に排ガスを出さない電気自動車の需要が高まると見られています。
今回の資本提携で両社は関係を強化し、トヨタは電気自動車などの技術をマツダに提供して共同開発を進める一方、マツダは開発が出遅れているこの分野でトヨタの支援を受ける狙いがあるものと見られます。


世界の自動車業界では、環境技術のほか、自動運転や、車とインターネットをつないでさまざまなサービスを提供する「コネクテッドカー」などの最先端技術への対応を進めるため、提携を強化する動きが広がっています。


発表によりますと、トヨタマツダの株式の5%余りを500億円で取得する一方、マツダトヨタの株式の0.25%を取得することで合意しました。


両社はおととしに自動車の環境技術など幅広い分野で業務提携しましたが、今回の資本提携で関係をさらに強化し、走行中に排ガスを出さない電気自動車などの共同開発に乗り出すとしています。


電気自動車は、欧米や中国で排ガス規制が強化されるのに伴い需要の拡大が見込まれていますが、両社はこれまで電気自動車を販売しておらず、今回の提携によって事業を強化する方針です。
また両社はおよそ16億ドル(およそ1760億円)を投資してアメリカに共同で新工場の建設を検討するとし、これによりマツダは課題だった主力市場のアメリカでの現地生産に乗り出すことになります。


トヨタはことし上半期の販売台数で世界3位にとどまりましたが、マツダとの提携などで巻き返しを図ることにしており、世界の自動車メーカーの販売競争は今後、電気自動車や自動運転など最先端技術の開発が勝敗の鍵を握ることになりそうです。