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#勉強法

河野真樹の弁護士観察日記 「町弁」衰退がいわれる「改革」の正体

 いわゆる町弁(マチベン)の衰退がいわれ続けています。業界内でも、その将来性についての悲観的見方は強まる一方にみえます。「改革」の増員政策の影響が直撃したのが、この町弁であるという見方も、いまや弁護士のなかでは一般的です。増えても需要は増えない「改革」の結果は、この仕事で従来主流だった個人開業型の弁護士モデルにとって、最も酷な経済環境をもたらした(「『自由業』弁護士の終焉」)。そして、その中からは、事務所維持のために、依頼者のおカネに手をつけてしまう弁護士まで生み出し、日弁連が頭を悩ます状況まで生まれました。


 いまや将来性、安定性という観点から、企業や官庁で働く組織内弁護士(インハウス)だけが、残された期待のようにいう業界関係者は少なくありません。町弁―インハウス間の相互乗り換え(転身)は、それぞれ弁護士としては、技術的にも精神的にも(受け入れる企業側のハードルも含めて)楽ではない選択ですが、町弁からインハウスへの転身の成功例があると、いまや一部同業者からは羨望のまなざしがおくられ、話題になるのが現実です。