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ゴールドマン・サックス・グループは、向こう3年で収入を50億ドル(約5500億円)増やすことを見込んでいるが、そのうち20億ドルは富裕層への貸し付けやオンラインバンクを通じた消費者金融などの融資拡大によって実現する計画だ。


  得意分野の債券トレーディングは10億ドルの増収をもたらすと見込んでいる。さらに、投資銀行と投資管理業務、株式トレーディングによって20億ドル、収入を増やせると考えている。ハービー・シュワルツ共同社長が12日のプレゼンテーションで明らかにした。


  複数年にわたるベテラン社員と報酬、リスク加重資産の削減後のこの成長戦略によって、株主資本利益率(ROE)を今後3年で1.5ポイント高めることを見込んでいる。1−6月のトレーディング事業がロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の就任以降11年で最悪のパフォーマンスとなったことを受け、シュワルツ共同社長は投資家からの質問にさらされた。


  ゴールドマンの成長戦略についてキーフ・ブルイエット・アンド・ウッズのアナリストらはリポートで、「ゴールドマンが伝統的に強い分野以外の新市場や顧客層への進出を焦点としている」とコメントした。


  増収見通しの中心は融資で、シュワルツ共同社長は「当社は今や銀行であり、富裕層、法人顧客、さらに消費者を対象に価値ある機会を提供できる」と、プレゼンテーション後のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。クレジットサイクルの遅い段階にあることは認識しているとして「リスク面から目を離すことはしない」と付け加えた。


原題:Goldman Sees $2.5 Billion Earnings Opportunities Through 2020(抜粋)
Goldman’s Trading Turnaround Plan Takes Back Seat to Lending (1)