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イラクとシリアで過激派組織ISに対する軍事作戦を続ける有志連合は22日、国連総会が開かれているニューヨークで閣僚級の会合を開き、ISを完全に抑え込むための作戦などについて話し合いました。


有志連合の調整を担当するアメリカのマクガーク大統領特使は、会合のあとの記者会見で、ISが「首都」と位置づけるシリア北部のラッカについて「もう終わりが見えている。制圧したら直ちに安定化と人道支援に向けた計画に乗り出す準備をしている」と述べました。


そのうえで、「有志連合が解放した地域にアサド政権が戻ることは誰も望んでおらず、安定に役立つものではない」と述べ、有志連合の国々があくまでアサド政権を介入させない形で、その後の復興支援でも連携を深めていくとしています。


ISは、イラク各地でイラク軍に追い詰められ、シリアでも有志連合に加えロシアやイランなどが支援するアサド政権の軍からの攻撃を受けて劣勢が鮮明になっていますが、有志連合の国々ではISの支持者たちが報復テロを企てるのではないかという懸念も出ています。