https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


中国国営の新華社通信によりますと、今月11日から開かれていた中国共産党の重要会議、中央委員会総会が14日閉幕し、今月18日に始まる5年に1度の共産党大会に向けて党の最高規則にあたる「党規約」の改正案をまとめました。


改正案の詳細は明らかにされていませんが、会議では、歴代の指導者の思想や理念に続く形で、「習近平総書記の一連の重要演説の精神と国政運営の新理念、新思想、新戦略の貫徹」を確認していて習近平国家主席の指導理念が盛り込まれることが確実となりました。会議では習主席が共産党トップの総書記に就任してからのこの5年の成果について、「長期にわたって解決したくてもできなかった数多くの難問を解決し、党と国家に歴史的な変革をもたらした」などと、「歴史的」という言葉を繰り返し使って称えています。


党規約の改正をめぐっては、習主席の指導理念が、建国の父と言われる毛沢東の「毛沢東思想」や、改革開放政策を打ち出したトウ小平の「トウ小平理論」と並んで、個人名を冠した形で盛り込まれる可能性も指摘されていて、習主席への権威づけがどこまで進むのか注目されています。(トウは「登」におおざと)


一方、会議では、習近平指導部のメンバーで、次の世代のリーダー候補とされていたものの党大会を前に汚職で失脚した前の重慶市のトップ、孫政才氏ら10人余りの幹部について党籍の剥奪が承認されました。