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プーチン大統領は19日、ロシアに関する世界の専門家などが参加して南部のソチで開かれている会議で演説し、北朝鮮による核実験を非難したうえで、ロシアは国連安保理北朝鮮に対する制裁決議を履行していると強調しました。


そして「北朝鮮の体制を好むかどうかにかかわらず、私たちは北朝鮮主権国家であることを忘れてはならない。どんな違いでも文明的な方法で解決しなければならない」と述べました。そのうえで北朝鮮問題を含む国際社会が抱える危機をひもの結び目に例え「複雑な結び目であっても、ほどかなければならず切ってしまってはならない」と述べ、アメリカなど関係国は圧力ではなく対話による解決を忍耐強く目指していくことが重要だと改めて訴えました。


モスクワでは、核兵器の不拡散をテーマにした国際会議が19日から3日間の日程で始まり、北朝鮮外務省でアメリカを担当するチェ・ソニ北米局長とアメリカのシャーマン元国務次官などが接触するかどうかが注目されています。


CIAのポンペイオ長官は19日開かれたシンポジウムで、北朝鮮が核を搭載したICBM大陸間弾道ミサイルを獲得する時期の見通しについて問われたのに対し「近づいている。今、問われているのは最終段階でどう止めるかだ」と答えました。


そのうえで「過去数年間、われわれは北朝鮮の核ミサイル計画の進展状況をかなり把握してきたが、数か月後には、もはやそれほど重要ではなくなる」と述べ、北朝鮮が数か月後にもアメリカ本土に到達する核ミサイルを獲得する可能性を示唆しました。


またポンペイオ長官は、国連の安全保障理事会で中国が北朝鮮への制裁に賛成したことなどに一定の評価をしたうえで「北朝鮮のような脅威を減らすために、中国が世界的に重要なプレーヤーとして行動することを期待している」と述べ、北朝鮮に対して圧力を強めるため中国のさらなる行動を促しました。