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23日投票が行われたモルディブの大統領選挙は、選挙管理委員会が、野党連合の統一候補で新人のソリ氏の票が、現職のヤミーン大統領の票を上回る見通しとなる暫定結果を明らかにし、これを受けて、ソリ氏が勝利宣言を行い、ヤミーン大統領の陣営の反応が注目されていました。

ヤミーン大統領は、24日、国民向けのテレビ演説を行い、「私は、国民が決めた結果を受け入れる」と述べて、選挙結果を受け入れ、敗北を認めました。そして、「きょう、ソリ氏と会談して祝意を伝えた。私の任期の11月までに、速やかに権限を移譲する」と述べて、大統領権限を移譲して政権交代を速やかに進めることを約束しました。

今回の選挙をめぐっては、ヤミーン政権が強権を発動して野党幹部を相次いで拘束する一方、野党側は、選挙で不正を行うおそれがあるとヤミーン大統領を非難するなど、与野党の対立が激しさを増して国を分断する事態となり、選挙後も混乱が懸念されていました。

ヤミーン大統領が敗北を認めたことで政権交代が行われることになり、ヤミーン政権時代の中国一辺倒の外交政策が修正され、悪化していた隣国インドとの関係が修復されることになります。