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 21号では、利用客や従業員ら約8千人が空港内に取り残されたほか、関空と対岸を結ぶ連絡橋がタンカー衝突により破損し、物流にも大混乱をもたらした。

 今回は二の舞いを避けるため、台風が最接近する7時間前をめどに2本の滑走路を閉鎖する方針を決めるなど先手の対応に追われている。

 27日から空港の護岸周辺に土嚢(どのう)を積み上げたほか、約2万4千個の土嚢を準備。給油地区や国際貨物地区など、重要施設周辺にも設置しており、今後、台風の進路状況などを見ながら、さらに積み上げる予定だ。

 21号の際、停電を招いたターミナルビル地下にある電気室の入り口には、止水板と土嚢を設置。防災センターが水没して館内アナウンスができず、情報提供が十分にできなかったことから、非常用の放送機材は室内の高所に置いた。

 また、21号で損傷を受けた搭乗橋が再び暴風雨で損傷するのを防ぐため、橋の長さを縮め、モーター部分を梱包(こんぽう)するなど対策を取るほか、台風による停電も想定し、150個の携帯充電機などを準備。水約4万本、非常食約3万7500食の備蓄も行った。

 このほか、情報がうまく伝わらず、混乱を招いた外国人利用客への対策も強化。21号では計8人だった中国語、韓国語のスタッフを計16人に、多言語拡声器を2台から8台に増やして対応。英語、中国語など5言語に対応したツイッターなど会員制交流サイト(SNS)やウェブサイトで情報も即時に発表できるようにする。

 災害で電気やガス、水道が止まっても、ごはんを口にできます――。大阪府吹田市のJA北大阪が地元産のコメを使い、缶入り飲料「農協の飲めるごはん」を独自に開発して販売。大規模災害が続く中、備蓄用の非常食として全国から問い合わせが続いている。

 「飲めるごはん」の主な原料は、コメ、小豆、はと麦の穀物。コメは地元の農家が作った「ヒノヒカリ」を使う。国がアレルギー表示の対象にしている卵や小麦、そばなどの27品目は含まない。

 1缶245グラムで、5年の長期保存が可能だ。加熱や加水は不要で、停電や断水の時も、すぐ口にできる。

 3種類あり、子どもが飲みやすいようにココア風味、お年寄り向けに梅・こんぶ風味、海外への販売も狙ってシナモン風味を用意した。コメの粒が残り、ぜんざいのような食感だ。