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ドイツ南部のバイエルン州は、メルケル政権の与党で保守の「キリスト教社会同盟」が伝統的に単独で過半数を維持してきた強固な保守地盤で、今回の選挙は、メルケル首相が4期目の政権を発足させてから初めての主要な選挙となることから、結果が注目されていました。

5年ぶりの州議会選挙は14日、投票が行われ、暫定の最終結果で「キリスト教社会同盟」の得票率は37.2%となり、前回の選挙をおよそ10ポイント下回る68年ぶりの低さとなりました。

これによって「キリスト教社会同盟」は第1党を維持したものの単独過半数を失い、歴史的な敗北となりました。

一方、難民の受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢」は10.2%と躍進し、国内に16ある州のうち15の州の議会で議席を獲得することになりました。

保守系与党の大幅な得票率の下落は、難民政策をめぐる与党内の対立などが影響したものと見られ、メルケル首相にとって大きな打撃となりました。

今月28日には金融都市のフランクフルトが立地する中部のヘッセン州でも議会選挙が行われる予定で、結果次第ではメルケル首相の求心力がさらに低下することも予想されています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/14/200305(ドイツ「保守の牙城」で異変 与党、歴史的大敗の見通し)