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金融都市のフランクフルトがあるドイツ中部ヘッセン州の議会選挙は28日、投票が行われました。

暫定の最終結果で、メルケル首相が党首を務める中道右派の「キリスト教民主同盟」の得票率は27%で、第1党の座は維持したものの前回・5年前の選挙を11ポイント余り下回り、半世紀ぶりの低さとなりました。

また、連立政権で与党の一角を担う中道左派の「社会民主党」も得票率が前回を11ポイント近く下回って戦後最低の19.8%に落ち込み、大敗しました。

一方、難民の受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢」は13.1%と躍進し、国内に16ある州のすべてで議席を獲得することになりました。

メルケル政権が推し進めた難民政策や連立与党内の対立などが影響したものと見られ、メルケル首相にとっては2週間前に行われた南部バイエルン州の議会選挙に続く敗北となりました。

今回の結果を受け、社会民主党は今後1年間の政権運営次第では連立からの離脱も辞さない考えを示していて、メルケル首相の政権運営が一層不安定になるのは避けられない情勢です。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/15/200305(ドイツ与党 州議選で歴史的敗北 メルケル政権に打撃)

選挙の結果を受けてメルケル首相は29日、党の幹部会を終えた後記者会見し「12月の党大会で党首選挙には立候補しない」と述べました。

また「政権4期目のいまが私の最後の任期で、そのあとは連邦議会にも首相にも立候補しない」と述べ2021年まで首相を務めたあと政界を引退する意向も明らかにしました。