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去年5月に就任したフランスのマクロン大統領は、アジアで最初の訪問国として8日から初めて中国を訪れています。


マクロン大統領は中国の習近平国家主席の地元の西安で演説し、アメリカのトランプ政権が脱退を表明したパリ協定について「中国が異なる決断をしていたら継続できなかった」と述べ、世界最大の温室効果ガスの排出国である中国が協定にとどまる決断をしたことがパリ協定を救ったと持ち上げました。
そのうえで、「フランスと中国は地球を再び美しく偉大にできる」と述べ、両国が協力して温暖化対策を主導していくことが重要だと訴えました。


パリ協定をめぐって、各国は、ことし12月に開かれる国連の会議、COP24で具体的なルールについて合意を目指していますが、交渉は難航していて、マクロン大統領は中国の協力を取りつけて交渉を進展させたい思惑もあると見られます。