日馬富士はアイスピックを握りしめ… 協会が“抹殺”しようとした「貴乃花報告書」の驚くべき内容https://t.co/nJikNdtJ2c
— デイリー新潮 (@dailyshincho) 2018年1月10日
沈黙を貫いてきた貴乃花親方がついに語った。本誌の直撃に対して心情を吐露したのだが、そんな親方が有力タニマチに明かしたのは……
「未来に夢や希望を乗せてこれから力士を志す者たちへ学べる角界であるべきと考えています」
「白鵬の側近からの電話は何度も連続してかかってきた。しかし、貴ノ岩は、“どうせ翌日の星の話だろう”と直感し、電話に出なかった。そのことは当然、貴乃花親方にも報告しています」(先のタニマチ)
結局、翌日、白鵬は貴ノ岩に対して屈辱の惨敗を喫した。そしてそれ以降、貴ノ岩が、
と、周囲に吹聴するようになり、それが白鵬本人の耳にも入っていたことは本誌既報の通りである。
今回の暴行事件と地下茎で繋がっている「白鵬との因縁」は、もう1つある。
「事件は鳥取巡業中に起こったが、その前に貴乃花親方は巡業部長として白鵬に直接、“巡業中の集まりは禁ずる”と通達していた」
と、タニマチは明かす。
「親方は常々力士たち、特にモンゴル会の力士たちの夜の街での振る舞いについて問題視しており、理事会で意見したこともあった。しかし協会執行部が本気で取り組もうとしないので、モンゴル会のトップである白鵬に直接説教したのです。白鵬は“分かりました。心得ています”という様子だったようですが、夜遊びを禁じられ、本音としては睨み返したい気持ちだったでしょうね」
貴乃花親方がこうした「新事実」をタニマチに明かした翌日行われた臨時理事会で、協会執行部は驚くべき行動に出た。貴乃花親方が事前に提出していた「事情説明」と題する報告書を“無視”しようとしたのである。
「貴乃花親方の報告書の上に、協会が作成した最終報告書が重ねて置かれていました。理事会は協会の危機管理委員会の高野利雄委員長が最終報告書を読み上げる形で進んでいきましたが、それが終盤にさしかかったところでようやく貴乃花親方の報告書に気付いた出席者が多かったようですね」(相撲協会関係者)
貴乃花親方の報告書は十数ページの分量。パソコンで打ったと思しき文字が整然と並び、直筆の署名も入っていたという。
「議事は進んでいくものの、いつまでたっても協会執行部は貴乃花親方の報告書に触れようとしない。そんな中、出席者の1人から“貴乃花親方からも文書が出ているが、それはどうなのか。皆さんもう読まれたのですか?”との質問が出た」
と、協会関係者は明かす。
「皆、協会の報告書の方に集中していましたから、当然、誰も読む暇などなかった。すると、八角理事長が時計を見て、“それでは2時15分から2時半までの15分間、読み込みをお願いします”と言ったのです。出席者の1人が貴乃花親方の報告書の存在に言及しなかったら、それに触れずに理事会を終え、貴乃花親方の言い分を“抹殺”しようとしていたのは明らかです」
協会作成の報告書と貴乃花親方が提出した報告書にはそれぞれ、「持ち出し禁止」と書かれたハンコが押され、「○/○」と通し番号まで振られていた。
「そこまで厳重に管理されていたのは、貴乃花親方の報告書が協会にとって都合の悪い内容だったからでしょう。だからこそ、“持ち出し禁止”のハンコを押し、理事会が終わるとその報告書を回収してしまったのです」(同)