誰の言葉に耳を傾ければいいのか、子どもは知っているのです。https://t.co/zQGxhxdQmt
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年1月12日
「2歳以上になると話せる言葉よりも、理解できる言葉のほうが多いんです」
そう話すのは乳幼児期の発達に詳しい東京学芸大学の岩立京子教授です。子どもは言葉を理解するほうが、話せるよりも先。ふだん、口にしない言葉でも、その意味をわかっていることがあります。
さらに周囲に雑音があっても母親や父親、保育園の先生など、その関係がよく、自分が信頼している人の話は、しっかりと聞いているそうです。誰の言葉に耳を傾ければいいのか、子どもは知っているのです。
さらに言葉本来の意味がわからなくても別の力で内容を理解するといいます。
「“その場の雰囲気や、感情を読み取る力”もあるんです。そうした『情動』と『言葉』の理解で大人が思っている以上に会話の内容をつかんでいるんです」