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トランプ大統領は23日、国連総会に合わせて国連のグテーレス事務総長が呼びかけて開いた温暖化対策サミットの会場に、ペンス副大統領やポンペイ国務長官らとともに急きょ姿を見せ、席につきました。

トランプ大統領は15分程度、会場にとどまり、ドイツのメルケル首相らの演説を聞いたあと退席し発言はしませんでした。

トランプ大統領は当初予定していなかった温暖化サミットに出席した理由について、シンガポールのリー・シェンロン首相との会談の冒頭、記者団に問われると「なぜなら私は、きれいな空気、きれいな水があるべきだと考えているからだ。とてもシンプルだ」と述べました。

地球温暖化対策を訴えて若者の運動が世界に広がるきっかけとなり、学校を休んで活動を続けているグレタさんは演説で、「私はここにいるべきではなく海の反対側で学校に通っているべきなのです。あなた方は空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。私たちは絶滅に向かっているのに、あなた方が話すことはお金の話か、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかりです」と涙ながらに訴えました。

そして「あなた方は、私たちの声を聞いている、緊急性は理解していると言います。この状況を本当に理解しているのに行動を起こさないのであれば、あなた方は邪悪そのものであり信じることができません」と述べました。

そのうえで若い人たちはあなた方の裏切りに気付き始めています。すべての未来の世代の目はあなた方に向けられています。私たちを裏切るなら決して許しません」と強い口調で非難し、各国の代表に早急な対策を求めました。

小泉環境大臣は記者会見し、「グレタさんのことばはとても印象に残り、私も含めてみんなが重く受け止めたと思う」と述べました。

そのうえで「今のままでいいとは思っておらず、日本ももっと存在感を示さなければならない」と述べ、日本として温暖化対策への取り組みや発信をさらに強めていく必要があるという考えを示しました。

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#善悪二元論

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