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ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン会長兼最高経営責任者(CEO)は22日、退任した場合の第2のキャリアについて明確な選択肢を欠いていることを踏まえると、何か準備が整う前にゴールドマンのトップの座を去るには覚悟が必要になるだろうと語った。


  ブランクファイン氏はボストン・カレッジ・チーフエグゼクティブ・クラブで、「政府に自分のための空きがあるとは考えられず、自分のデスクで死にたいかも分からないから問題が生じる」と発言。「他に何か魅力的なことが見つかって去ることになるとは思えない。とどまりたい時に去るには、自制心が必要になるとしか思えない」と話した。


  ブランクファイン氏(63)は、自身が年内にも退任する計画を立てたと今月報じられたのは正しくないとしつつも、いったん決心すればその通りになるかもしれないと指摘した。ゴールドマンは先週、共同社長兼最高執行責任者(COO)のうちハービー・シュワルツ氏が退任してデービッド・ソロモン氏が単独の社長兼COOに就任すると発表し、ブランクファイン氏の後継人事に向けて駒を進めた。


  ブランクファイン氏はCEOを務めてきたこの12年間についてじっくり考えていると述べるとともに、夫人からは引退すべきでないと言われたことを明らかにした。引退してゴルフ三昧の日々を過ごす準備はできていないと語った。「何かをしたいのは分かっている。助走路が必要だ」とした上で、「まだ探している」と付け加えた。


原題:Blankfein Says His Goldman Departure Must Come Before He’s Ready(抜粋)