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愛媛県伊方町にある伊方原発2号機は、昭和57年の運転開始から36年がたち、四国電力は法律で定められた運転期間の「原則40年」まで残された期間が少なく、例外的に認められる最大20年の延長運転を申請するかどうか検討を進めてきました。


その結果、再稼働に必要な安全対策には多額の費用がかかり採算が見込めないなどとして、2号機を廃炉にする方針を固めました。四国電力は27日に、この方針を地元の愛媛県伊方町に報告するということです。


伊方原発をめぐって、四国電力は1号機の廃炉をすでに決めているほか、おととし再稼働した3号機については、去年12月に広島高等裁判所が運転停止を命じた仮処分を出しています。


伊方原発2号機の廃炉で、廃炉が決まった原発は、福島の事故のあとの福島第一原発を除き全国で6原発9基に上ります。

電力各社は、多額の費用をかけて再稼働させても採算が取れないなどとして、出力の小さな原発廃炉を次々と決めています。


福島の事故のあと、福島第一原発を除き廃炉が決まった原発は、構造が特殊な大飯原発1号機と2号機を除くといずれも出力が30万から50万キロワット台と小さい原発で、伊方原発2号機も56万キロワット余りでした。


廃炉が決まったのは、福井県にある敦賀原発1号機と美浜原発1号機、2号機、大飯原発1号機、2号機、それに島根県にある島根原発1号機、佐賀県にある玄海原発1号機、愛媛県にある伊方原発1号機、それに今回の2号機で、福島第一原発を除き6原発9基に上ります。