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四国電力伊方原発3号機をめぐり、海を挟んで40キロ余りの距離にある大分県の住民4人は、おととし、「重大な事故が起きる危険性がある」として、運転しないよう求める仮処分を申し立てました。

これまでの審理では、原発から130キロほどの位置にある阿蘇山で巨大な噴火が起きた場合に重大な影響が出るかどうかや、地震の揺れの想定が妥当かどうかが争われてきました。

大分地方裁判所は、住民の申し立てを退け、伊方原発3号機の運転を認めました。

伊方原発3号機は、別の住民が申し立てた仮処分で去年、広島高等裁判所に運転停止を命じられましたが、今月25日に広島高裁の別の裁判長がその判断を取り消し、運転を認めているため、四国電力は来月27日に再稼働させる方針です。

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